花よ夢見し

冬の美空髪を撫でる月夜
隆冬美月夜，長發清風拂
無邪気な影儚さに揺れて
純淨之倒影，搖曳在無常
繋いではしゃいだ
請君拉住我
小さなてのひら
小小之手心
花は徬徨う由もなく
殘花散飄落
雪に散らせたその願い
雪夜中凋零
君よ何処にも行かないで
願君常相伴
巡る季節の中
輪轉季節中
風の庭に色を落とす木の葉
風中庭院內，枝稀葉亦枯
無垢な瞳切なさに濡れて
難言之哀傷，無垢之淚光
離れぬようにと
聲聲願君留
強く抱きしめた
緊緊把君擁
頬を伝えば悲しくて
臉頰訴悲怨
雪に殘したその涙
淚水雪中留
君よ靜かに泣かないで
切莫無聲泣
眠る白さの中
沉睡純白裡
花よ夢見し春の音
夢中見春花，耳畔傳春響
淡い雪解け咲く笑顏
淡雪隨春融，花開展笑顏
君を心に結ばせて
心中與君結
ほどく季節の中
復甦季節中
胸に遙かな溫もりが
溫暖常駐胸
僅か屆けた福壽草
點滴福壽草
君を幾度も想わせて
願君長相思
愛し絆の中
愛之羈絆中