言霊
ヒスイ リカ
言霊 歌詞
Music:甲斐ユウ
E.Guitar:音冶
Words:ヒスイリカ
真白が降る夜生まれた私
素晴らしい日だったという人々
記憶の中に僅かに殘る
実母にも言われたような気はするけれど
艶やかな髪は黒檀のようで
肌は陶磁器のように滑らかで
熟した林檎のような唇を
持つ子供を望んだのはなぜ?
意図せずとも言葉通りに姿は
羨まれて育っていく
望んだ人はもういないけどまるで呪いのように——
物心つく頃からの日々
“母”という腕に焦がれ想い続けてた
私が願えば願っていく程
遠く冷たくなったその人は
歪んだ何かを抱えているようで
それは毒となり蝕んでいく
他の人が代わりになることはない
お継母さまが唯一なの
この呪いを解いたら私は愛してもらえますか
森の中迷い込んで
泣いたけれどこれが最後だから
優しい友人たちの聲を聞き流し
呪いを解く鍵を選ぶ
手にした時老婆が浮かべた笑みに微笑み返す
初めてその手から受け取った私の唇よりも赤い果実は、甘い