天狗の落とし文
Risa Yuzukiytr
天狗の落とし文 歌詞
風神少女颯爽と滑空韋駄天の如し翔ける天空
禁斷症狀誘う兎角唸らす夜毎仕掛ける旋風
世迷い言屆かなくて言葉數減らす中木の葉隠れ
牙に鳥と書く下駄打ち鳴らす鴉天狗
未踏峰踏み外した獣道夕暮れに浮かぶ葉団扇の紅葉
揺らす梵天袈裟飛んでいく景観計算外の決定打
呼び醒ます日々特種探すのみならず切り取る場面
書き足す文が花開く文花帖幻想郷最速のブン屋
風雲急を告げる縺れる線と成り
異変隣り合わせ絡め取る言葉
この場木の葉舞う調べ盡くす事柄
白黒の額縁蝨潰し綴るされど暴風雨
張り巡らせた情報網と出くわした衝動慄く間も無く遠のく
何故か上の空のまま荒れ狂った空の中
佇む路傍にて孤獨にも成る程
吹き抜ける一陣の風誂え誰が為に飛ぶ何処までも
僅かながら感じる風が呼んだ亂気流
山肌を滑り落ちる天狗風に乗りひらり舞う落とし文
數多の風纏う風神
黒翼よりの鳴き聲過去への咆哮東方見聞録
とくと見よ明後日の方向噓も方便の表現力
読み手が鳥目焚きつける書き手と現狀の不一致
筆は弾幕よりも強し幻想郷隨一
生憎の鎌鼬會いに行くこの目焼付けた今血湧き肉踴れ
探索研ぎ澄ました感覚難なく天の八街に暗躍
妖怪の山疾風怒濤獅子奮闘執筆する文豪
傍若無人風神宜しくその風、兇暴につき
物言えば唇寒し秋の風九天の滝に呼ばれる
天狗の一張羅速度超過山の勤労者による急転直下
猿田彥の先導攜える鴉の群れ擬える迦樓羅天
羽ばたきは淀みなく飛び立つ天狗の手の上で踴りな
風の噂まず見聞きする知識欲は無くならず裏をかく
必ず疑ってかかり摑む手掛かり
憚り計り知れない事ばかり未だ書き足りず
核心は無くもひた隠したがる者も多く
悠久の時紐解き辿りせめぎ合う神も煙に巻く
またも巡り逢う顛末は人知れず近く
齷齪と悪戦苦闘清く正しい天狗も
吹き抜ける一陣の風誂え誰が為に飛ぶ何処までも
僅かながら感じる風が呼んだ亂気流
山肌を滑り落ちる天狗風に乗りひらり舞う落とし文
最速の天狗再度飛翔していく何処までも
空ける風穴空に一閃曲解旋回する境界線
時に誰が為よきにはからえ天翔ける
風神の如く紡ぎだせば神風風塵舞う旋風
山肌を滑り落ちる天狗風に乗りひらり舞う落とし文
秋めく空と山の暮れに風神少女
東方見聞録山風に乗る風神少女
東方見聞録閃光と現像拾い集める記憶と記録
幻想郷にじり寄るブン屋による飛び道具
光さえ遙か彼方置き去りにひらり舞いて屆くは文々。
天狗の落とし文