ID
Aska
ID 歌詞
かるく麻醉を打たれたくらいの速さで
僕の夢は深い場所を拔けて行く
心理ゲームのような景色に放り迂まれたようだ
街はどこも罠をかけてるようだった
通りを映すミラーの中では
自分の顏が少し食い違ってる
腕の時計もリズムを無くしかけてる
ここの景色じゃ匿名希望の人達が溢れ
時間ばかりが女の肩を
滑り落ちた肌著のように亂れ進んでる
異邦人を誘う子供の手に引かれてみる
ひとつも迷わず君の手に任せてみる
“ほらたくさんのいろんな人達が
今日もミスジャッジであんなにもめているよ”と
夜明け近くで子供が笑いかける
ここの景色じゃ匿名希望の人達が溢れ
人を愛することでさえも
ときには生きる弱みに變えてしまってるらしい
間違えたように囁いてみる
愛の言葉を呟いてみる
ここの景色じゃ匿名希望の人達が溢れ
馴染めないまま川を渡る
僕の背中を不思議な顏で朝に歸した