ふかい眠りに私

おやすみなさい またいつか
すぐに会えるよ もういいかい
もっと下さいな その言葉
突き落として
部屋の中には首を吊る
たくさんの自分
私はどこにいるかしら
その先の道へ
字が書けない 頭の言葉も忘れてゆく
衝撃は最初から嘘でした
指がいくつあるのか 数さえ数えられない
名前も最初から嘘でした
私はだあれ？
あなたとともに過ごします
何にも怖がらなくていい
不安定など当たり前
歓迎してあげましょうね
ここから出して
首を吊った その数だけ
後悔は増えているのか？
不安定が常識なら
全部受け入れましょう
起きる時間だ 目を覚ませ
すぐに会えるよ もういいね
あなたにあげる この言葉
「どうかそのままでいてね」